福文ブログ

広報委員が綴る、福大文芸部の徒然なる活動日記。

 
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「火花」の批評&創作参考書

ノーマッド

皆さんコンチャ!
シルバーウィークも終わりましたね!ノーマッドも夏の間にやり続けていたかのメタルギアというゲームがようやく
今日終わって、創作に移れてヒャッフゥー……な最近ですが、皆さんはいかがでしたか?
特に「夏」。新入生は創作できましたでしょうか? 俺?就活だよぐふhhhhhhhhhhhhhh

さて、今日は2つの紹介を。

①火花の批評
②今月の公募ガイド

の2本です!はい、夏の間に読み終わった、ノーマッドの率直なネタバレ批評、
そして今月の公募ガイドは、小説の創作における今までのまとめの本でしたので、それのさらりとした紹介をいたします。
では、いってみましょう!

①又吉直樹-「火花」の批評
火花

必要がないことを長い時間をかけてやり続けることは怖いだろう?
一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。無駄なことを排除するということは、危険を回避するということだ。
臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。

すごく面白い小説!ではないけれども、著者自身の経験に裏打ちされた ところどころの言葉が鋭く光る興味深い作品でした。
この上の太文字で、この作品のおおよそ言いたい主題の半分はつかめるのではないでしょうか。
本作の特徴はまず、主人公の主観による描写が強く、相手の描写はどこか平易とした、
まさに一方の側面から捉えられた人物表現
であること。
神の視点で、この時相手はこう思っていただとか、こう考えていただとかいうのがほとんどありません。まさしく、我々が現実で人を見るような視点に近いのです。
その一方で、字だけを追えば、主人公含めた登場人物の様々な行動の動機が分からない(そもそも動機が描写されてすらいない)ことがけっこうあります。それ故、動機があいまいな点が多く、シーンのつながりに必然性がないという印象も受けるかもしれません。
いったいこの作品の魅力はなんだというのか。
世間でも評判は真っ二つでした。

私は、この作品の魅力はまず没入感にあると思います。
主人公は徳永という内気な男ですが、構造的な自分のお笑いの中に、己独自の自然な笑いが気づかずにこもっていることを、ほかの漫才のグループである神谷から指摘され、別の漫才グループの神谷という男を師にするわけですが、この神谷の行動の多くは前述の通り理由の描かれていないものがほとんどなのですが、ひとつわかるのは、彼の行動の理由は新しい表現を模索するためにはすべてを投げ打つ覚悟とともにそれを現に実行していること、です。
他人をあてにする徳永と、自らの芸を模索する神谷には、お笑いに対する商業芸術と芸術が見え隠れしていると
私は考えます。字面を追うだけでは構成がめちゃくちゃで、一見なんのつながりもない行動が多く見えますが、
商業芸術的なお笑い感である徳永自身になりきって、よくよく見ていると、
この商業芸術的な徳永(何か言葉にできないような自分の感覚的なお笑い)は神谷から本来のお笑い(芸術や個性)を学び、
やがて芸術へと到りたくて到ろうとする徳永の奮闘と、神谷が芸術と奇抜とをはき違える描写へとつながっていきます。

私自身の解釈で、この本はつまりは何を言いたかったのかをまとめると次のようになります。
わたしたちの追い求める漫才には、商業的に構成された漫才と、構造的でない粗野で率直な本来のお笑い(芸術)がある。
この二つは入り乱れている。私はこのお笑いを追及している芸人であり、それを追及していい。
だがそれは自分のお笑いを新たに再構築していくことに他ならない。
そしてその再構築されたお笑いは、ウケるかどうかは分からない。


ということです。これこそが又吉の言いたかったことであり、テーマだろうと思います。
このテーマあるいはそれに近しいものがつかめたかつかめなかったかによってこの作品の評価は
大きく変わるだろうと私は思います。


②公募ガイド-10月号
公募 10
今月は貴志祐介、三浦しおん、朱川湊人、辻村深月の四人の選考委員によるインタビューが載っています。
作家を目指した経緯やストーリーの構成、別枠で物語を作っていくフローチャートが載っており、
今まで数多創作本がありましたが率直にこの本は安くかなり参考になるだろうと思います。
先ほどの又吉の本ではないですが、作品にも商業芸術と芸術があります。
まず創作する人が学ぶべきは、他人の手を見て創作の仕方や肩を学び、それを実践していくことです。
そうして商業芸術を学び、やがてそこからあえて型を外れたもの、つまりは芸術が生まれるわけです。
この本はその型を学ぶための重大なテーマ、キャラ、構成、文章の基本や設計まで丁寧に載ってます。
これから先、小説を書こうという人は、ぜひなんでもいいから一冊、手元に置いて、時々読んでみてください。
創作本は読んでいるだけで、次の作品が頭に湧いてきますよ!



いかがだったでしょうか?
今回はノーマッドの熱い思いが垂れ流しだったような(伝わりにくかったらほんとに申し訳ない)……
ですが、また今日からこんな感じで、水曜日に更新していきますのでよろしくお願いします!

さて、
まだ部活に入っていない方!文芸部はいつでもウェルカムです!
twitterでも「福岡大学文芸部」でいます!困ったらここやらこのブログにコメントでもしてください!
後日きっとコメントやらなんやらで返信してますよ!
創作初めてで怖い人も、本を読む力をつけたい人もどうぞ!お待ちしてます!!


後期のこれから、読者諸氏も含めて、よろしくお願いします!

それでは!











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