福文ブログ

広報委員が綴る、福大文芸部の徒然なる活動日記。

 
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「改訂・携帯版 日本妖怪大事典」

ノーマッド

あいみなさんどうも!ノーマッドです!
本日の天気は雨!ここ連日の暑さが嘘のように、エアコンつけなくていいくらいの
涼しさがやってきて心地いいですね!
でも体調には気を付けないと……うぅ、疲れた~(;´ρ`)
となりかねませんから、用心してくださいね!

さて、早速ですが、本日ご紹介いたしますはコチラ

「改訂・携帯版 日本妖怪大事典」
日本妖怪大辞典

古から現代まで、全国津々浦々に跳梁跋扈し、語り継がれてきた妖怪たちを、この一冊に収めた“妖怪事典の決定版”。総項目数1592、水木しげるの妖怪画を多数収録。待望のハンディ版の登場!


古から現代まで、全国津々浦々に跳梁跋扈し、語り継がれてきた“妖怪”。水木しげるの“妖怪千体説”を基に、日本人が親しんできた妖怪たちの特徴、言い伝え、出没地域、参考文献などを収めた“究極の妖怪事典”。ロングセラー『日本妖怪大事典』を再構成し、巻末に索引を追加。総項目数1602、水木しげるの妖怪画357点の大ボリュームをこの一冊に収録した必携の書。妖怪を知らずして、日本の伝統文化は語れない!!


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
水木/しげる
1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征。爆撃を受け、左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て、漫画家となる。2010年、文化功労者

村上/健司
1968年、東京都生まれ。ライター。世界で唯一の妖怪マガジン『怪』のレギュラー執筆陣の一人として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

本書は2005年に発売されました「日本妖怪大辞典」を底本として改訂したものではありますが、
内容の削除などはなく、見開き1ページの一部に水木しげるのイラストが載っています。
お値段は1000円を越えますが、それに見合った価値があります。
と言いますのは、短的にどんな妖怪かを紹介しつつも非常に多数の妖怪を扱っており
出典があるので研究ができる、といったところも魅力です。
ぱらっとめくって見ればそのページにいろんな妖怪があるので、非常に読みやすくお勧めします、
持ち運びも容易ですしね。
唯一欠点を上げるとするなら、妖怪の絵がすべての妖怪にあるわけではないといったところでしょうか、
とはいえこれから妖怪に興味をもった人になら十二分に薦められる本であろうと思います。
むしろすべての妖怪のビジュアルをおさえた本などなかろう……
今年出たばかりの本なので、その意味でも手に取りやすいのではないかと思い、
今回薦めてみた次第であります!


蛇足的おまけ劇場~映画レビュー
『セッション』

今回は先週、私が観てきました映画『セッション』をご紹介いたします。
今年のアカデミー賞で助演男優賞、編集賞、録音賞を獲った本作。
ストーリーは
19歳のジャズ・ドラマー、アンドリュー・ネイマンは本物の、偉大なドラマーになることに憧れ、アメリカで最高の音楽学校であるシャッファー音楽学校へと進学した。夢を叶えるために日々孤独に練習に打ち込むネイマンの前に、ある日
シャッファー音楽学校の中でも最高の指揮者とされるテレンス・フレッチャーが彼の学ぶ教室に現れる。
ネイマンの卓越した演奏はフレッチャーの目を引き、彼はシャッファーの中で最高峰であるフレッチャーのスタジオ・バンドに招かれる事になるのだが……

というもので、
最近(あまり関係はないかもですが)テレビアニメ「響け!ユーフォニアム」という、本作に近い楽器に打ち込む者たちを
描いた作品もありましたが、本作はそれと違って「すべてを一点に注ぐ情熱」「他人に認められたい意地」という、
バードマンと同様クリエイターの意地に近いようなそれを感じました。
そんな本作のみどころはネイマンの心の動きや彼を高めようとする指揮者・フレッチャーの二人の関係。
この二人のお互いの意地がふつふつとくすぶり燃え上がる、漢らしい映画であります。

音楽の観点からいえば、本作はバードマンにも負けず劣らず(個人的にはこっちのがすごいかも)と思わされる
必死の演奏シーンは最高で、最後のシーンは観客とネイマンが一体化するかのような感覚にさせてくれます。

脚本の観点からいえば、他の今年のアカデミーの作品とは違います。
どういうことかと言うと、他の作品は一つ一つのセリフが他のシーンとつながっていて、全体として良くできている
といった印象を受けるのですが、本作の脚本は他の作品と比べてものすごくセリフが気が利いているわけではありません。これどうなったんだろう?という部分もちらちらあり、比較すれば他の映画に少し劣るかもしれません…………
と思わせて、この映画は一発の言葉が重いんです。
ときどき出てくるセリフが重くて、この一言がグッと心を掴んでくるんですよ。
そしてネイマンとフレッチャーの出会いからの進展が、だんだんと湧き上がるマグマのように作品の各シーンの根底に
あり、これに魅了されるんですよくぅぅぅぅぅ~~~!!!

総評として
本作は、案外扱っているテーマは以外にも「今」であり、私たち若者に通じるようなものがあります。
さらに他の作品にはない情熱がこの作品にはあります。
個人的my bestは「バードマン」ですが、その次に上げるのは「セッション」か「グランド・ブタペスト・ホテル」でしょう。
遊びを越え本気の世界、プロの世界へ至ろうとするものたちに、本作は激励の作品となるだろう!!
それでは、また!!


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