福文ブログ

広報委員が綴る、福大文芸部の徒然なる活動日記。

 
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『江戸川乱歩傑作選』

ノーマッド

皆さんどうも!
ノーマッドです!!
今日バードマン観てきましたよフフフ……
いやぁ、今のところ、俺の中で最高傑作でしたわぁ……まぁそれは置いといて。(宣伝は後だッ!)

今回ご紹介するのは、
江戸川乱歩-『江戸川乱歩傑作選』
江戸川乱歩傑作選

読者諸君、これが日本で一番美しい犯罪小説だ。耽美的トリック×倒錯的フェティシズムが交錯する、本格探偵小説を確立した初期傑作9編。
日本における本格探偵小説を確立したばかりではなく、恐怖小説とでも呼ぶべき芸術小説をも創り出した乱歩の初期を代表する傑作9編を収める。特異な暗号コードによる巧妙なトリックを用いた処女作「二銭銅貨」、苦痛と快楽と惨劇を描いて著者の怪奇趣味の極限を代表する「芋虫」、他に「二癈人」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」。 (新潮社のHPより抜粋)




皆さんご存知の乱歩の短編集で、古典をあさりたい!と、同じ文芸部の仲間から貸して
いただいた本書は、非常に読みやすく、おもしろい作品の宝庫であります。
乱歩は小学校の時から推理小説を読み始め、小学校から中学校にかけて黒岩涙香を愛読、
ほかには谷崎潤一郎、佐藤春夫、宇野浩二、外国の作家ではポーにドイル、ドストエフスキーの作品を読んで
感銘を受けたという。
探偵の仕事に実際に就いたこともあり、乱歩はこうした好みの作家や探偵の経験、犯罪や心理学の本の知識を
たくさん吸収して書き上げていった
作家なのである。

私自身の読んでみた感想であるが、
まず内容に関しては、非常に読みやすく、気が付けば20~30ページ読んでしまうほど面白く、
また短編として、幻想文学の要素を持った(あるいは影響を受けた)作品としておもしろい。
D坂と心理試験には明智小五郎が出てき、赤い部屋は当時、本格推理小説を書こうと考えた乱歩の意に反して世の中の流行に求められた作品として、芋虫は戦時中の禁書にまでなった、乱歩の趣味がこれでもかと表れている作品として、
それぞれの短編に見どころのあるまさに傑作集でありました。
また、実はこの私、最近文体模写にはまっているのですが、
全体を通して、
読者に語りかけるような文面
・ドラマ的ストーリーのテンポのよさ
・犯罪の起こる舞台の描写の細やかさ

が見どころと言えましょう、多少推理に疑問の残る作品があったり、文章の芸術性はそこまでないですが、
構成力や説得力、魅力には圧倒されますよ。
流れるような物語のテンポは、今の世界にとても通じるものがあると思います、
そういう意味でも一度読んでみる可能性は大いにありました。
この場を借りて、本書を貸していただいた某氏に、感謝を申し上げたいと思います。

さて、奇しくも乱歩の作品を原案にしたアニメ『乱歩奇譚 Game of Laplace』が、
今年7月より、ノイタミナ系より放送されるようです、気になる方は、観てみるとよいのではないでしょうか、
ノーマッドは観ます!!だって面白かったんだもの……(参考URL)


●蛇足的おまけ劇場-ノーマッドの独白-
いやぁ……バードマン最高でしたわ。まさにクリエイターに捧げる賛歌。
あ、4/24からベイマックスのレンタルが始まってます。アメリカの「ヒーローモノ」と「SF」の絡み合った傑作なので、
かなりお勧めします。
あぁバードマン……少し語らせてください。
まったく読めない映画でしたよ、でも作品・撮影・脚本・監督賞を獲った本作は伊達ではなかったよ。
突き抜けたオリジナリティに無駄のない洗練されたセリフ回し、類を見ない撮影手法に役者の入魂の演技!!
アカデミーがこの評価を本作に下したのもすごいですね、
今年は恐ろしいほどの傑作ぞろいでございます。
バードマンはまだしばらく公開されていますが、ぜひ観てみてください。
賛否両論分かれるであろうと思いますが、この映画が合う人はきっと、
小難しい映画にも手が出せる方でしょう。個人的に、今のところ今年一好みです。



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