- Date: Tue 03 02, 2015
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ディズニーのストーリー創作論

こんにちは!
今回は先日お伝えしていました、ディズニーピクサーのストーリー創作論についてお話したいと思います。
さて、そもそもピクサーとは

簡単に言いますと、
1986年にアップルコンピュータを退社したスティーブ・ジョブスらがルーカスフィルムの一部門、ILM(インダストリアル・ライト&マジック)のCG/ハードメーカー部門を買収し、『Pixar』の名がつけられました。
このPixarが2006年にウォルト・ディズニー・カンパニーの子会社となり、現在ではディズニーの一部門としてディズニーピクサーという名で呼ばれています。
さて、このピクサーの中で突出して有名なのがジョン・ラセター。トイ・ストーリーで初監督をし、『アナと雪の女王』『ベイマックス』などでも制作総指揮をしている彼ですが、
昨年の11月24日にありました番組、「魔法の映画はこうして生まれる〜ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション」(NHK2014年11月24日放送)に、
○「ヒット映画三原則」というのを上げていました。その中で上げているのは、
1. 観客が夢中になるような 予測のつかない物語を作り上げる
2.登場人物が魅力的である 悪役であっても魅力的に
3.ストーリーもキャラクターにも真実味があること
というものです。
番組内でにおいて、1に関しては、登場人物たちでは解決できないような問題を出し、それをいかにして解決していくかという解決方法をやっていました。
また2、3のキャラクターに関しても検索してみるとこんなものが。
○キャラクターに関しては
1.登場人物に序盤で明確な説明がある
2.主人公に挫折をさせる
3.挫折からの再起
こちらより引用↓
ディズニー映画から学ぶ誰にでも伝わるストーリーの作り方
という感じです。
ところで!
ディズニーのBDやDVD特典には、たびたび創作論が紹介されております。
例えば、『トイ・ストーリー3 スーパー・セット』には、ピクサーの
○「脚本の書き方講座」という特典が入っているそうです。その中でメインに上げているのは
1. 主人公の紹介。および主人公に目的を与える。主人公の好きな物、特徴づけるものを明らかにする。
2.「嵐雲」を起こす。あくまで嵐の兆しであり、災難そのものではない。
3.「大切なもの」を失う。
4. 主人公に「屈辱」を与え、世界は不公平だと感じさせる出来事を起こす。
5. 主人公を「岐路」に立たせ、2幕へ進む。
以下より引用↓
Pixarの「書き方講座」
私自身、映画「カールじいさんの空飛ぶ家」のBDの特典にて、悪役の結末についての特典があり、その中では
悪役を殺さない
というのがありました。悪役を殺すというのは万人受けを目指すディズニーピクサーとしても、ただ悪だからという理由で殺すというのにもそぐわない、というこの映像特典は、まだカールじいさんを観ていない人にはお勧めの特典かもしれません。
物語において、もし長編を書くなら、キャラクターのプロフィールというものは欠かせないものであります。
私自身も今現在、長編に挑んでおりますがなかなか(;ω;`)ウッウッ
ですのでまずは、キャラクターを大事にする、あるいはキャラクターから物語を展開する作品を参考にしていくのはどうでしょうか。
私自身もその参考によいのではと思い、今回ディズニーピクサーの創作論を上げた次第であります。
まぁジョン・ラセターらの脚本会議では日本と違ってスタッフ全員で議論してシナリオを作ることが多いので、日本と勝手が違うこともままありますがね ( ´∀`)アッハッハ
例えば!!
『アナと雪の女王』でハンス王子がキスする予定がこの会議によってキスしない方向で行こう!となったりね……
〈これは昨年の11月24日にありました番組、「魔法の映画はこうして生まれる〜ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション」(NHK2014年11月24日放送)の内容の一部でもあります〉
最後に、この記事では長すぎて取り上げられなかった創作論がありますので、<《こちら》にそのリンクを載せておきます。
興味のある人は、覗いてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでくれた人は、どうもありがとうございます!
今度は本の紹介をしたいと思います!!
拙い文章ではありますが、もしこの記事を読んでくれた人がいたらありがとうございます!!