- Date: Mon 02 06, 2014
- Category: 文芸部日誌
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青春小説!
こんにちは!
金曜日担当の夏野です。
今回はぞっきーな君に交代してもらいました。
本の紹介をします。
今回は、紅玉いづきさんの『ガーデン・ロスト』です。
あらすじ
この作品は四つの短編から成る短編集です。
それぞれ特別な悩みを持つ女子高生四人が高校卒業までにどう変わっていくのか・・…
みどころ
『ガーデン・ロスト』このタイトルだけでも、目を引き、手に取らずにはいられないというのに、
なんと、作者は「紅玉いづき」さんです。
紅玉さんといえば、電撃大賞を受賞した『ミミズクと夜の王』が知られているかと思います。
無駄のない文章と美しい構成が魅力的で、一度読んだら、ずっと頭に残る内容が特徴的です。
優しすぎて時には偽善者と言われてしまうエカ、恋を知らないのに好きな人は多いマル、
格好良くて憧れを追い続けるオズ、そして毒舌家でリアリストのシバ。
性格や思考も全く違う個性的な四人の女子高生がそれぞれ悩みを抱え、傷つけあい、
助け合いながら、少しずつ近づいていく……。
女子高生ならではの瑞々しい心に読者の心まで揺さぶられてしまいます。
高校生の青春といえば、初々しい恋愛だというのは、一意見に過ぎないと思います。
痛いくらいに澄んだ女子高生達の友情を私はオススメします。
『ガーデン・ロスト』は多少歪んではいるけれど、紛れもない「青春小説」です!
ではでは夏バテなのに熱く語ってしまい、フラフラします。
読者に眩暈をおこすほどの熱量を持ってもらえる作品が作れたらいいなと思いました。
そろそろ断髪式を行おうかなと思っている夏野がお送りしました!
皆さんも暑さに負けずに、体調に気を付けてくださいね。
「青春小説」わっしょい☆