- Date: Wed 26 12, 2012
- Category: 文芸部日誌
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年越しと猫

こんにちは、火曜日ブログ担当の楊景民です。
明日から冬休みですね!
といっても一週間ほどですが、皆さん帰省やらなにやらで予定が詰まっているのではないでしょうか
自分は今年散らかしまくった私物の大掃除をする予定です。
さて、今日は前回に引き続き猫小説の話を…
猫が小説に登場する時、なぜか悲惨な目にあうことが多いです。
エドガー・アラン・ポーの「黒猫」も酒に酔った飼い主に殺されますし、
スティーブン・キングの「秘密の窓、秘密の庭」も(ネタバレのため自主規制)
なかでも酷いのが筒井康隆の「乗越駅の刑罰」です。
主人公は久しぶりに故郷に帰ってきた作家。
故郷の駅についたはいいが、そこには駅員の姿がない。そのまま改札を抜けようとした主人公だったが
そこを駅員に見つかり無賃乗車だと言いがかりをつけられ、激しい暴行を受ける。
といった話なのですが、
暴行の中に、ぐつぐつに煮えたぎった猫スープを無理やり飲まされる
というものがあり、その描写のエグさに当時の自分はショックを受けてしまいました。
なかなかハードな作品なのですが、おもしろいですよ。
猫好きを名乗っておきながらこんな話ばかりですみません。
それでは、また来年お会いしましょう。よいお年を…