福文ブログ

広報委員が綴る、福大文芸部の徒然なる活動日記。

 
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『幻獣辞典』-ボルヘス

ノーマッド

あいどうもみなさん!ノーマッドです!
今日は久しぶりの暇な日!髪を切って趣味にふけ……バイトやないですか(ノД`)・゜・。
昨日は推敲会でして、文芸部のみなさんは果たしてどうだったでしょうか?ん?俺??

……いやまぁノーマッドの作品は詩と小説を融合できないかという妄想を掲げて
作品書いたんですがボロボロでしたよフフフ…キャラクター廃してテーマだけに徹して書いたら
250円ラーメンて言われましたよふふふ(つまりはとか主張とか毒がなかった)……
まぁリアル博多とんこつラーメンズっちゅうコツですわ。
きっとボルヘスの小説を読んだときに詩の要素があるに違いないという俺の誇大妄想がそもそもの元凶なのだそうに違いないウゾダドンドコドーン……


ほな!今日ご紹介する小説は、
ホルヘ・ルイス・ボルヘス-『幻獣辞典』
幻獣辞典

セイレーン、八岐大蛇、一角獣、古今東西の竜といった想像上の生き物や、カフカ、C・S・ルイス、スウェーデンボリーらの著作に登場する不思議な存在をめぐる博覧強記のエッセイ120篇。
解説 ホルヘ・ルイス・ボルヘス、あるいはアダムの肋骨とゴグと主キリストと学識(柳瀬尚紀)
文庫版へのあとがき
索引


ホルヘ・ルイス・ボルヘス (ボルヘス,ホルヘ・ルイス)
1899年アルゼンチン生まれ。詩人・作家・批評家。古今東西の幅広い書物に親しむ博覧強記のアンソロジストでもある。おもな著書に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『砂の本』『七つの夜』など。


本書の単行本は1967年に出版され、今年の5/8に、河出文庫より新たに文庫化されました。
(河出文庫-幻獣辞典)より掲載されている幻獣の一覧が見れます。
西洋東洋問わずの幻獣を読むことができ、本書はただイラストを観て楽しむといったものではなく、いったいどこの
どんなコトからこんな幻獣が現れたんだろう?
と、幻獣の原点を探ることのできる本です。
ボルヘス自身が相当の読書家だったそうで、この本を読めば、少なくとも話の種にはできるぞ!
近い日にテレビでハリポタもあるし、無駄知識におぼれてみては!?


私もまだまだ学が浅いので、こうした本でちょいちょい知識を増やしていますぜ、フフ!
ボルヘスが苦手という人も、この本は読んでみてもよさそう!
あ、ところでマルフォイ来日しますね……

●余談:円環の廃墟よりー夢
先日の読書会の作品が『ボルヘスとわたし』に収録されています、こちらの「円環の廃墟」ですが、
これはつい数年前のあの話題になった映画の元ネタでもありんす。
それがこれ↓


主人公のドム・コブは、人の夢(潜在意識)に入り込むことでアイディアを“盗み取る”特殊な企業スパイ。そんな彼に、強大な権力を持つ大企業のトップのサイトーが仕事を依頼してきた。依頼内容はライバル会社の解体と、それを社長の息子ロバートにさせるようアイディアを“植え付ける”こと(インセプション)だった。極めて困難かつ危険な内容に一度は断るものの、妻モル殺害の容疑をかけられ子供に会えずにいるコブは、犯罪歴の抹消を条件に仕事を引き受けた。

あらすじ(wikipediaより)
古くからコブと共に仕事をしてきた相棒のアーサー、夢の世界を構築する「設計士」のアリアドネ、他人になりすましターゲットの思考を誘導する「偽装師」のイームス、夢の世界を安定させる鎮静剤を作る「調合師」のユスフ、そしてサイトーを加えた6人で作戦を決行。首尾よくロバートの夢の中に潜入したコブ達だったが、直後に手練の兵士たちによって襲撃を受けてしまう。これはロバートが企業スパイに備えて潜在意識の防護訓練を受けており、護衛部隊を夢の中に投影させていた為であった。インセプション成功の為に更に深い階層の夢へと侵入していくコブたち。次々と襲い来るロバートの護衛部隊に加え、コブの罪悪感から生み出されたモルまでもが妨害を始めた。さらに曖昧になる夢と現実の狭間、迫り来るタイムリミット、果たしてインセプションは成功するのか。

2010年に名監督クリストファー・ノーランが手がけた作品で、ボルヘスの「円環の廃墟」や「隠れた奇跡」に着想を得て監督が脚本も書いた作品。「夢」に対する解釈が複雑ですが面白く、とてもおすすめ。



●夢から管理社会へ飛躍する
夢か現かわからない……どちらかといえばジョージ・オーウェルの『1984年』に近い管理社会がテーマですが、
こちらは紹介する機会がなくて、しかしお蔵入りするにはあまりにもったいない傑作映画なので、お勧めします↓

あらすじ(wikipediaより)
20世紀のどこかの国。情報省はテロの容疑者「タトル」を「バトル」と打ち間違えてしまい、無関係なバトル氏を無理やり連行していく。それを一部始終見ていた上の階に住むトラック運転手のジルが抗議をするも、全く相手にされない。
一方、情報局に勤めるサムは、このミスをなんとかするために試行錯誤していた。近頃サムは、夢の中でナイトの格好をして、美女を助け出すというおかしな夢を見ていたが、情報省に抗議に来ていたジルがその美女にそっくりだということに気づく。
ある日、サムが家に帰るとダクトが故障しており、非合法のダクト修理屋と名乗るタトルが勝手に直してしまう。サムはまた夢の中でサムライの怪物と戦い、美女を救う夢を見る。サムはジルの正体を知るために断っていた昇格を望み、友人であったジャックの元を訪ねる。そして、様々な事柄が複雑に絡まりあっていく。

SF映画の中でとってもと~っても有名な本作。監督はテリー・ギリアムで、先日彼も日本に来てました。
初見さんお断り感すら感じるビジュアルですが、観て見ると圧倒されます。
ちなみにこの監督さんの新作が現在劇場で公開されていますが、それがこれ↓
細かい紹介は予告で十分そうなので省きますが、面白そうですよね……観たい……今回はこれまで。
また来週~!!



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