福文ブログ

広報委員が綴る、福大文芸部の徒然なる活動日記。

 
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短編執筆について。

ノーマッド


どうも!ノーマッドです!今日は大学でしたね!いやぁ恐ろしい……

さて、今回はこの本の紹介を。
ダグラス・アダムス-『銀河ヒッチハイク・ガイド』
銀河原作

銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに。必要なのは、タオルと“ガイド”―。シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作。(Amazonより抜粋)

著者のダグラス・アダムスは英国ケンブリッジ生まれ。1978年BBCラジオドラマ「銀河ヒッチハイク・ガイド」脚本を執筆、その翌年にこの脚本を小説化したのが、この小説です。
シリーズは5作あり、本書がその最初です。
イギリス流のシュールなコメディで、大作のSFとは真っ反対を地で行く本作品は、
上のあらすじを観て察したこともいることでしょう。そうです、この小説はイギリス的ギャグで固められていて、
キャラクターもストーリーも正しいSF考証やらをもすっ飛ばしている作品であります。


……ん?まったく作品をおすすめしてないって?
そうだよ。本作、ベストセラーらしいんだけど、日本的なギャグではないから笑えねぇんだよ……
すべてが荒唐無稽で、正直なぜこれが5作も続くのかわかんなかったっす。
今回はこれで紹介は終わりですじゃ……





さてさて金曜の活動はみんなどうだったかなぁ????(突然)
俺ちんはアイテムは靴、世界観は学校で書きましたぜ。記事短いんでこの項目を書くぜヒャッホウ!
ところでBy the way 、私の班のいろんな人も観ましたが、

(><)どう書けばいいかわかんねぇ!

って人はいっぱいいました!
そりゃそうよね、ほとんどの人は初めて書くわけですし。書けた人の中にも、満足行かなかった人も
大勢いることでしょう!推敲会は近いしどうすりゃいいの!?
……と、いうわけで。
書くことについて改めてあの活動のプリントを見てみましょう!!


小説の三要素
1.展開
2.キャラクター
3.舞台



小説……と聞いてまず、『竹取物語』や『桃太郎』なんかを思い出してみましょう。
竹取物語でいうと、

1.かぐや姫登場→成長→皇子や帝→月の話→月への帰還
2.かぐや姫やMI・KA・DO(アゴの長い奴は思い出すなよ)、君達や翁など。
3.平安時代初期(と思われる)

であり、しっかりこの3つの要素を持っているのだ。
この3つがあれば、とりあえず物語はできる。
だがこの3つだけでは、たぶんこれを読んでいる読者のみんなは納得する話は書けないと言うだろう。
それはなぜか?



○物語にはテーマが必要だ。
テーマとは文字通り主題。作品の根底を流れる血にして、詩はその何かしらの書き手のテーマを、
小説はテーマを物語の中に内包する形で書くのである。
ここで注意してほしいのは、詩はテーマを歌い上げているのであり、小説は読み解いてもらうのである。
つまり、小説ではテーマを前面に押し出してはならない。もしそうしているなら、それは論文になりかねない。
背中で語れ!!それが小説なのだ!
でもテーマって言われたら分かるけど、それって何さ!っていう人はいっぱいいると思う。ズバリ、


○テーマはどれでも成りえる
テーマは大きいので言えば戦争や種の保存、逆に言えば小さいのは嫉妬や思い出などなど、どれでも成りえるのだ。
なんでもと言われると誤解されかねないが、小説においてテーマを据えるときは、可能な限り単語ひとことでまとめる とよいだろう。「友情」だとか「愛」だとかである。
このテーマを語るように、物語を作っていくのが手っ取り早いと私は思う。
具体的な物語の作って生き方としては


テーマ→世界観→キャラor設定or展開→……



といった感じである。
もちろんアイデアを考えるうえで、キャラから浮かんだとかあればキャラから考えてもよい。
しかしテーマや世界観というのは作品を縛るものだから、この二つは先に決めるべきだ
もしかぐや姫というキャラを思いついたのに舞台は摩天楼のアメェェエエリカァァアアでテーマがガレー船
とかになるともはや最悪である。
ヒャッハー!金融恐慌だー!とか言ってそうな姫様しか想像できない。
というかこの舞台でのかぐや姫は絶対おしとやかではないだろう。金融恐慌だぞ!?
……月に帰還するよりも先に、飯を稼ぎに露頭をさまよう姿しか浮かばない。テーマや世界観には、
以下の効用もあるのだ。

テーマ→作品においてこのテーマを伝えるために、順序立てて説明する効能がある
世界観→キャラの言動や服装、価値観を縛る。など


この2つができていればあとは比較的修正しやすい。
念のため設定というのは、
その作品で出てくる特殊なアイテムや世界観を説明するうえで欠かせない設定(例えばまどか☆マギカでいうソウルジェム)のことである。

とりあえずこの
テーマ、世界観、をアイデアの中になるべく先に埋め込み、他は本人の考え次第で書いていけば、
きっと書けるだろうと思います。
今回はここまで、創作頑張って!


●おまけ
創作論をちょいとだけ載せましたが、プロットとかには今回触れてませんでした。
プロットというのは小説を書く前に書く、小説の設計図のことで、展開やテーマをアイデアの海の状態から紙にきちんと順序立ててまとめたもので、月末のは短編なのでそこまでがっつりプロットを立てなくても書けてしまうので、今回触れませんでした。
とはいえプロットも組んでから書きたい!という人もいるでしょう。
そんな人に部室においてあります、公募ガイドをおすすめします。
公募ガイド-3月号

部室には1,2,3月の公募ガイドがありますが、その中で

1月-小説のプロットを書く意義と書かない意義、書くのに詰まった時の対処法、物語の基本形

が載っております。
薄い冊子なので、一度目を通すとよいかと。
また2月-電撃作家のインタビュー、3月-湊かなえ、又吉直樹(二人とも有名作家です)のインタビューもあります。
よろしければ読んでみてください。
部室の本棚に入れてあります。


それではまた次回お会いしましょう!
摩天楼に見下される文無しの小娘・カグヤは、スペイン沿岸の海底に眠るという黄金のガレー船の噂を聞く。
そんなモノは存在しない……その固定観念はカグヤにひらめきを与えた。
——摩天楼の空を船で旅する。そんな、まったく新しい旅行計画を思いつく。
かつて月から地球に来るために使った発光性槍状異星探索木『TAKE』のエンジンを切り売りしながら、
カグヤは上流貴族への転身を企てるが……

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