- Date: Fri 01 05, 2015
- Category: 文芸部日誌
- Tags: ---
- Response: Comment 0 ---
創作の極意と掟について

こんばんは。怜凪椋です。春の暖かくも肌寒い季節がいつのまにか過ぎ去り、昼間はTシャツでも快適なくらいの季節になってきました。出掛ける際に上に一枚羽織るかどうするかがここ最近の悩みです。
さて、いよいよ今週から新入生を交えた活動が始まったわけですが、そんなまだ入ったばかりの新入生達も5月の末にはもう作品の〆切が待っております。勿論これからの活動の中で作品の書き方を学んでいくことになりますが、今は右も左も分からない状態の人が多いのではないかと思います。
そんなわけで、今回紹介するのはこちら。「創作の極意と掟」。著は時をかける少女などで知られる、筒井康隆です。
内容は、タイトルで分かるように、小説の作法について作者がエッセイとして書いたものです。
小説の作法と言っても、よくある小説指南書のように「これはこういうように書け」と書いているのではなく、「書くときにはこういうことを意識するといい」というような、創作をする上で意識をしたら良いような事が、表題、展開、会話、文体などの項目ごとに書かれています。
項目ごとに、その項目で参考になるような作品の紹介がされているので、自分の弱いところを伸ばすためにどういう本を読めばいいかも分かってきます。
また、一項目も短いので、行き帰りの電車の時間でも読みやすいです。
筒井康隆を読んだことがない人でも、十分参考になる内容になっていると思います。
私も創作はわりと長くやっていますが、色々と知らなかった、意識していなかったことなどが出てきて、とても参考になりましたし、すごく小説を書きたくなりました。
勿論、在部生にもオススメですよ!
創作というのはそれなりに自由なものでありますが、それでも様々な本を精読して書き方について意識したり、たまにはこういう作法本を読んで勉強することも大事だと思います。型を知らなければ「型破り」は出来ない。型を知らない人がやるのは「形無し」というのはよく聞く話ですしね。
では今回はここらへんで。ありがとうございました。
スポンサーサイト